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電子部品・半導体
市況マンスリーレポート
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2025.07.01

半導体の品不足から5年

2020 年秋ごろから深刻化した半導体の品不足から 5 年、半導体市場は大きな変化をみせた。   半導体の品不足が世界的に深刻化したのは 2020 年後半から 2023 年頃まで。世界半導体市場統計( WSTS )によれば品不足発生の前年 2019 年と最近 2024 年の半導体市場金額を比べれば、この 5 年で世界全体では 2.13 倍、日本は 1.81 倍増加した(図参考)   この 5 年間の平均成長率は 13% (日本)から 16% (世界全体)に達し、高成長を謳歌、産業発展の中心的な役割を担う姿を鮮明にした。見方を変えれば、資源の投入の制限などから限界まで伸びた結果ともいえる。   主要製品別でみればこの 5 年で最大の伸びは「ロジック」で、 AI 用プロセッサに代表される先端半導体である。そして二番手に来るのは「マイクロ」で、これはプロセッサやコントローラ。何と日本市場向けが突出した伸びだった。   この他、 2 倍以上は「メモリ」、世界市場での「アナログ」が該当、その一方で「オプト」や「個別」は低調だ。オプトはイメージセンサーが含まれ、ソニーの当該部門はこの間売上を 1.68 倍増やし、マイコンに強いルネサスは 1.87 倍だった。   この 5 年で大きく変わったのは半導体の主力市場といえる携帯電話が高級化、従来の数万円台から数 10 万円台に跳ね上がった。自動車も高額化、加えて人気車種は供給が制限され中古車でも値上がりするほどだ。   日本向けマイクロが突出した伸びをみせたのは、ハイブリッド車の国内生産が、この間数量で 2.00 倍、金額で 2.63 倍も伸びたことが一因だろう。   高級化、高額化の一因は半導体にあるが、この傾向がこのまま持続するとは限らないだろう。各国政府が半導体増産の補助金を拡大、ルネサスは米企業向け前払い金 2,500 億円が回収不能の可能性があり、ロームは設備投資の過剰などから大幅損失を前期に計上した。   半導体市場は AI 特需が続行、全体でみれば高成長が続いているが、一部では、需要予測の外れ、過剰投資などみられ、品不足時代の反動が未だに尾を引いている。   (SRL、大竹 修) 2025年 著作権保有 (株)SRL   この資料の複写、複製その他電子的な方法等によるいかなる形での複写利用、再配布をお断りします。

2025.06.01

収益性に課題、日系半導体企業

日系半導体企業の業績が低迷している。収益性の向上が課題で、世界競争の波に乗れるか否か、大事な局面にある。     半導体は技術革新の象徴、その成長力、可能性など常に注目される分野だ。一方で競争も激しく、半導体が国家、地域、企業などの盛衰につながる面も少なくない。米中間での競争激化、先端半導体製造技術で世界をリードする台湾の動きなど半導体が大きな影響を与えている。   わが国はかつて半導体で世界トップだったが、その後は凋落、日系半導体企業の存在感は世界的に薄れつつある。その要因はいろいろ指摘されているが、収益性が海外に比べ見劣りすることが課題であることを指摘したい。   SRL では、世界主要半導体企業 40 社前後の業績を集計、それによると日本企業の利益率は全体平均の 3 分の 1 弱と低く(図参考)、海外の競合に比べ大きな違いがあることが浮き彫りになっている。   時系列にみるとこのような変化が目立つようになったのは 2000 年代末の世界金融危機以降で、それから東日本大震災( 2011 年)後まで差は拡大した。その後、 2016 年から 2019 年頃まで差が増える時期があり、東芝経営不祥事、メモリ事業売却( 2015-2018 年)、熊本地震( 2016 年)などの時期に重なる。   懸念されるのは 22 年以降、差が増大傾向にあることで、最近ではロームの大幅損失など影響している。同社を含め最近の決算では日系 3 社が赤字だった。 AI 向けは伸びているが、日本では自動車向けと産業用が市場の二本柱で、ともに停滞している。   日系各社は収益性の向上に力を入れているが、なかなか改善しないのが実情だ。主要市場の変化、国内市場の伸び悩み、アジアに代表される海外市場での競争激化など変化は速く、競争に追随するのに苦戦している。   日系半導体企業の世界シェアは 2010 年には 20% 程度だったのが 2018 年には 10% 、最近は 7-8% と漸減傾向に歯止めがかからない。研究開発および設備投資の負担は技術の進歩に同期して増大の一方。それを支える経営力、とくに収益性の確保は最重要課題の一つ。   大きな変化や激化する競争で企業間の差は増大、収益性の悪いところは淘汰の動きが強まろう。もちろん事業の選別、整理統合など進められ、それによって日系全体の収益性が改善、世界競争の波に乗る動きが出てくることを期待したい。   (SRL、大竹 修) 2025年 著作権保有 (株)SRL   この資料の複写、複製その他電子的な方法等によるいかなる形での複写利用、再配布をお断りします。

2025.05.01

上昇する半導体価格

半導体の価格が上昇傾向をみせている。性能、機能の向上、利用先も AI 、自動車向けなど高度、複雑化しているのが反映しているとみられる。   半導体の特徴は、低価格化の実現。これは例えば大量生産によるコスト引下げに加えて半導体とくに IC の場合は微細化による相乗効果が加わる。一般製品では生産量が一桁増えればコストは 1-2 割減、さらに半導体は微細化することで半減近くも可能。   半導体の実際の価格、いわゆる平均単価は、統計によれば、長期にわたりほぼ一定、しかしながら集積度は増加、 18 カ月で倍増とされることから集積度当たりの単価は大幅に低下していることになる。これがスマートフォンや AI プロセッサ進歩の原動力になっている。   その価格はこのところ上昇をみせている。国内統計でみれば、価格上昇は顕著で 22 年から上昇、 23 年、 24 年もほぼ同じ傾向がみられた(図参考)。 5 年前に比べ生産単価は 87% 、輸出は 35% 、輸入は 10% 、内需は 64% それぞれ上昇している。世界統計の WSTS でも価格の上昇がみられる。   価格上昇の原因は、はっきりしないが、 20 年、 21 年の半導体品不足、円安傾向の持続、それからここ 1 - 2 年は AI や車載用など高額半導体の市場拡大など影響している可能性がある。   半導体の市場でみれば、国内ではハイブリッド車の平均単価が過去 5 年で 3 割以上上昇、高付加価値化が進展している(図参考)。この分野は、わが国半導体市場の成長のけん引役とみられ、使われる半導体も高付加価値のものが増えているとみられる。   ただし注意も必要。 24 年でみれば輸入単価は下落、同様な動きは 20 年にもみられた。製品構成の変化や数量、金額の変化が影響しているとみられ、全体では安定だが、個々には固有の変化が生じている。   (SRL、大竹 修) 2025年 著作権保有 (株)SRL   この資料の複写、複製その他電子的な方法等によるいかなる形での複写利用、再配布をお断りします。

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